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SINCE1981 世界初のヒップホップ・ダンススクール

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キッズダンスを見て思うこと

2013年1月
最近、子供達の踊りを見ていて感じるのは多くの複雑なパターンが出来る事を見せようとしているのではないかと思う。教える人がダンスとは何なのかわかっていないと子供は何が目的なのかわからなくなり、多くの動きができれば上手いと思ってしまうからです。
日本ではダンス教える人の多くがロックダンスなのでロックに複雑なパターンを混ぜた動きが多い。しかし基本がダンスではないので、誰が踊っても同じようなリズム運動に見える。やっている事を多くしてもビートの取り方やフィーリングが同じならダンスとは言えない。複雑に早く動くことが目的ではダンスコンテストではなくスポーツ競技会になってしまう。それがダンスなら何の意味もないからだ。
子供達は出来るだけ早く複雑に動き、見ている人に受けることを目指している。 しかし人間の動きには限界がある。ダンスをしていると言うより暴れているのかと思う。わずか10代の年齢で数多くのパターンをやろうとしているからだ。パターンすることは振りと同じ、基本がロックなら何をやってもロックになってしまう。音楽の曲調に合わせて踊るから個性がでるので、ビートに合わせるだけではパフォーマンスになってしまう。
ロックや一部の型はビートに合わせるだけのダンスで、テンポの良い曲で早く動く為にフィーリングが失われる。その時点で何をやっても一つの動きでしかなくなってしまう。ダンスは音楽のビートではなく曲調に合わせる事が面白いから多数のダンスが生まれたのだ。極端に言うと一つの曲調でないと踊れないこともある。阿波踊りのように一つの踊り型を独特な曲で踊るから面白いのだ。
たとえばハウスのダンスはクラブでラリった人を真似たダンスと言われてるが、跳ねるダンスなので、単にビートの合わせただけの跳ねる型ではロックやアイドルの曲で跳ねるのと同じになってしまう。リズムに前乗りしないように跳ね、身体を反らしあおったり、飛ぶタイミングを変えたりする。それでもつまらないから好みのステップを加える。そこまでやったからハウスのダンスの型になった。
ダンスは淘汰されるものなのです。より上手に踊れる人を見分けて真似をすることが上達のコツです。ニュージャックの少し前に流行したので良く踊りましたが、跳ねるダンスなので数分でダウンしてしまいます。
そのようなダンスを含めて数百種類あると言うと驚くでしょうが事実です。似ている型が多いので大きくわけると百種類位でしょうが、数十年で踊られてきました。それを曲に合わせて踊るのが楽しいのですが、現在のようなビートだけの音楽では踊れないのです。それに最近の芸能界は酷い、アイドルを売る為にパラパラに演技を付け面白い動きに振りを付ける。それにジャズダンスをヒップホップ調にするのだから気持ちが悪い。音楽はユーロビートにアニメ音楽を混ぜれば究極のお子様ランチと言う感じ。多くの大人が支持しているがとても大人が聴く音楽とは思えない。
何故こんな音楽やダンスに憧れるのか。それはテレビに出て有名になりたい願望といつまでも幼稚な社会にしておきたい芸能界の伝統なのです。芸能を含め生活のすべてで向上しなくては一部の権力者に利用されます。必要のない漫画はせめて中年で止める事です。音楽も懐かしむ事は良いのですが、年齢に合わせて進化しなくてはいけないのです。

バナースペース

ファンキージャム

ファンキージャムは1980年に私が考案した造語。
1981年にダンススクールを設立
1987年にダンススクール以外にも活動を広げダンス・ミュージック・アソシエイションとして出版やイベントを企画。

代表 浅岡幸三

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